平成27年7月23日 岡寺様で大発見です。
教区行事のお手伝いで赤穂郡上郡町の岡寺(おかでら)様にお伺いしたのですが、思いかけず大発見がありました。
岡寺様は、鎌倉時代から南北朝時代に活躍し建仁寺や南禅寺を歴住された五山僧雪村友梅禅師が開山され盤珪国師が中興された大変由緒のある古刹です。
鐘楼もあり雰囲気のある良いお寺で、今までも何度かお伺いした事がありましたが、梵鐘までじっくりと拝見させて頂くという事はありませんでした。それが、この度、境内でちょっと待っていた時、軍に供出された時に検査の為穿たれたと思われる五つ程の小さな穴の開いた梵鐘を痛々しいなと思いながら眺めていて、ふと記銘者の名前を見てみると、何と盛徳寺中興の蒙山さんのお名前である事に気が付きました。これは大発見と写真に収めさせて頂いた次第です。(UP画像では確認しにくいのですが・・・)
ここで蒙山さんのお名前に出会う事になるとは露にも思っていなかったので大変びっくり致しました。一旦供出された梵鐘が検査結果であるのか終戦の為であるのか分かりませんが鋳潰される事なく無事に元ある所に戻り、しかも現ご住職と仲良くさせて頂いているが為の奇跡ともいえる巡り合わせに感謝感激です。
(参照 蒙山祖印禅師)