平成27年3月21日 室津で毘沙門天王ご祈祷です。

mouyama1 mouyama1

今日は春のお彼岸の中日です。多くのお寺さんではお施餓鬼を中心に各家の先祖供養の法要をされ、お参りに行かれた方も多かったのではないでしょうか。

私は近年、先祖供養の法要ではなく、室津見性寺様の毘沙門天王のご祈祷に出頭させて頂いています。
見性寺様は、およそ1000年前姫路書写山開祖の性空上人が開かれ、その後臨済宗に変わり、赤松氏と足利尊氏が北条討伐を議したこともあるという古刹です。毘沙門天王は、多くの経説を聞かれたといい多聞天王ともいわれ、仏法を護持する四天王にも列せられています。
見性寺様の毘沙門天王は、1000年前に室津の海中より夜々光輝を発し顕れたといい、クスノキの一木造りで国の重要文化財に指定されています。
見性寺の住職は、数日前から一人で壇信徒の皆様や世の中の幸せを祈り、祈祷太鼓を打ち鳴らし合わせて1000巻の般若心経を諷誦しています。住職は声がガラガラでほとんど声が出ない様な状況で、私は本当に頭が下がる思いです。そんな法要の満願の日に一緒に最後の般若心経を諷誦する機会に恵まれたことは本当に有難いことだと感じます。